奥田の剣道コラム

Number064 2025/10/11


フォロワーの皆さん!お元気ですか!8月8日に私が企画した奈良市柳生町の「剣道の聖地」正木坂道場での稽古会の様子をお伝えします。精華少年剣道クラブからは11名、他には2つのクラブから5名、子供達は計16名参加して頂きました。皆さんありがとうございました❣️稽古会では保護者の方も加えた、全員参加型の盛り沢山のプラグラムにトライしました。感想は「夢のような時間でめっちゃ楽しかった❣️」それに尽きます。

5月から準備して「子供ら来てくれるかな?」「猛暑やし正木坂道場にはクーラーも無いし、暑さ対策をどうするか?」、、告知をどうするか。夏休みとはいえ平日の金曜だし、とはいえ手を広すぎて大人数になってもケアが行き届かないし、、そんな想いを持ちながら近くのクラブ・道場さんらをSNSでお誘いしました。暑さ対策では保護者が持参してくれた扇風機・涼風機やレンタルした業務用扇風機、何よりも前日夜の雨のお陰で少〜しだけ涼しい日になり助かりました。稽古会プログラムはというと、まずは気分を上げる為の剣道エクササイズ、これはまぁ失敗、、普通に準備体操で良かった。次は「剣道の聖地」柳生の成り立ちの講義、これはまぁ良かったかも。

講義では「剣道はなぜできたか?」を話しました。それは前年夏の、精華の子供の質問に1年掛かりで答えたものです。戦国時代を平定した徳川家康、彼の理想は「人が斬り合う世の中をやめたい」だったと思います。「戦う相手は敵では無い、自分自身」「昨日の自分に今日は勝つ」「人を斬るのでは無く、人を活かす活人剣」等、これらは約400年前に徳川家とその剣術指南役だった柳生家の賢者達が考えたんです。それが「野球やサッカーのあらゆるスポーツに」「日々の暮らしに」様々な形で「今のこの世の中」に生きている。そんな事を知って欲しかったんです。

講義の次は「着装コンテスト」です。剣道の技量は確かに強い弱いはあるけども、「着装」なら剣道の技量は関係ありませんね。防具を付けた子供達を大人全員の投票で着装の良し悪しを採点し上位3人を選出しました(優勝はゲストの男子剣士)。昼休みには精華でもやってる「声出し大会」です。保護者も指導者も全員参加の32名でのトーナメント戦でした。剣道の立ち合いのように蹲踞(そんきょ)をし「始め!」の号令で「ヤー‼️」の発声をし、審判3人が声の大小・キレを判定をします。父子対決あり師弟対決ありで大いに盛り上がりました(私は初戦敗退、優勝はゲストの女子剣士)。スイカ割りも、芳徳寺(ほうとくじ)のご住職にお願いしての座禅体験もできました。

もちろん稽古も試合もたくさんしました。1年生は防具を着けずに基本打ちの試合をし、低学年・高学年・中学生は総当たりの個人リーグ戦をしました。でも私が一番やりたかったのは、「道場や年齢の枠を超えた」団体戦です。祖母・親・子供まで5人組を4チーム作りました。親子対決あり、祖母孫対決あり、審判をしていた私はとても幸せでした。稽古が終わってからは「鬼滅の刃」でブレイクした一刀石(いっとうせき)へ子供達を連れて行きました。

後記 5人の団体戦は少し反省です。子供達は5人の団体戦に慣れていません。ですので先鋒次鋒の勝ち負けや本数状況をちゃんと説明しながら、中堅・副将・大将戦をした方が絶対良かったなぁと思っております。結果として全ての試合が大将戦で勝負が決まったのですから。先鋒次鋒は低学年でしたので、彼らの戦績がチームの勝ち負けにどう繋がるのか?中堅が決めるのか?盛り返すのか?副将大将のドキドキは?そんなあれこれを説明しながら進行すれば良かった、、。閉会式では来年の再会と日本武道館で会う事を約束しました。稽古会から2ヶ月経過しましたが、大きな模造紙で作ったトーナメント表、スコア表、まだ捨てられずに置いてます。稽古会ロス、、さぁ稽古しよう‼️

石舟斎先生への妄想インタビュー‼️奥田「先生、前回のお約束通り正木坂道場で稽古会をやりました。世界で一番、かどうかは解りませんが、とても熱い夏にできました」先生「そうか。やり切ったか?」奥田「ハイ」先生「お前、スイカ割りに木刀を使ったじゃろ?」奥田「申し訳ありません❗️」先生「許す。子供の安全を考えればのう、下手な材木なんかを使うより木刀の方が安全じゃ。それでも気をつけろ」奥田「わかりました」先生「子供達の安全が一番大事じゃゾ」奥田「ハイ」

(参加賞の紅白タスキです)


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