奥田の剣道コラム

Number063 2025/05/07


フォロワーの皆さん!お元気ですか!奈良市柳生町(やぎゅうちょう)で4月20日に開催された第85回流祖石舟斎(りゅうそせきしゅうさい)奉納剣道大会の続きです。前日の暑い天気が続けば「しんどいなぁ」と思ったのですが、当日は曇天で丁度いい気候でした。日本が世界に誇る宝である「正木坂道場(まさきざかどうじょう)」は小高い山の上にあります。子供達や保護者の方々はふもとから徒歩15分、息も絶え絶えに急な坂を登ってきます。

道路幅が狭いので私は軽トラックで駆けつけました。道場の近くに墓地があるのですが、そこが審判の先生方や来賓の方々をお迎えする駐車場です。ここは観光で来られた方も通ります。「一刀石(いっとうせき)はどっちですか?」「柳生家のお墓はどっちですか?」尋ねらるたびに丁寧にお答えしました。

さぁ情緒ある石段を回って正木坂道場に入りましょう。狭い道場ですが独特の雰囲気があります。参加していたのは奈良県内の12の中学校と15の道場(小学生)でした。小学生は5人の団体戦、中学生は3人の団体戦です(地元の剣友会は団体戦が組めず不参加。子供達は裏方としてサポートしてました)。応援する方々は周りの畳敷席から観戦します。国内だけでなく海外からの観光客も選手達に拍手を送りました。この光景を見て私は「やはりここ、正木坂道場は特別な場所。自分の所属する精華少年剣道クラブやゆかりのある方々と是非共ここで稽古をしたい」そう強く思いました。

後記 石舟斎先生への妄想インタビュー‼️奥田「先生お久しぶりです。先生が亡くなってから419年です」 先生「そんなに経ったか?死んだのはまだ昨日の事のようじゃ」 奥田「私は子供の頃は剣道が嫌で嫌でしょうがなかったんです。剣道発祥の地、柳生の子は剣道をするものだ。そんな圧力がめっちゃ嫌でした。でも最近は剣道はええなぁと思ってます」 先生「たわけ。お前程度にわかるほど剣道は浅いものでは無い」 奥田「失礼しました。でも剣道を子供達や世界中の人に伝えたい‼️その想いはあるんです」 先生「わしは死んでも魂は柳生に置いている。だからこそ、地元の子供が出場せずとものぅ、柳生の人は大会を続けてくれるんじゃろ」 奥田「私も柳生出身の人間としてやれる事をやります。この夏8月8日金曜日に正木坂道場で稽古会をやる事にしました」 先生「お前にやれる事を精一杯頑張りなさい」 奥田「はい。世界で一番熱い夏にします‼️」 先生「またそれか」奥田「ワンパターンですいません」 さぁ稽古しよう‼️ 


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