奥田の剣道コラム

Number051 2023/08/04


 フォロワーの皆さんお元気ですか?夏休みの一番楽しいこの時期、私はとうとう感染してしまいました。稽古は勿論、今夏の最大の楽しみだった半日稽古+お楽しみ会も参加できず、自分史上最も残念な夏休み、、と言いたいところですがコロんでもタダでは起きません。「メン!!」は打てなくても「ペン」があります!

 精華kidsは町内を流れる木津川(きづがわ)は知ってますね。川の近くにはキャンプ場もあります。私が子供の頃も夏休みは木津川で遊ぶ人達は多くいました。そして水の事故も多くありました。数年前にも事故があり、館長先生が稽古終わりのお話しでその話題に触れられたのを憶えています。

 少し前のテレビドラマで半沢直樹(はんざわなおき)シリーズがありました。彼は金融機関に勤務しているのですが、彼のパソコンのパスワードは「zansin」でした。彼は剣道をやってますので、その意味は「斬新」ではなく「残心」です。剣道での残心、実際にどうするかは非常に難しく保護者の方からもよく質問されます。剣道指導要領には「打突した後に油断せず、相手のどんな反撃にも直ちに対応できるような心構えと気構え。一般的には打突後に間合いをとって直ちに中断の構えとなり、、(続く)」とあります。

 木津川に戻ります。館長先生は「例えば水の事故に遭っても、剣道をして体が鍛えられていたから大丈夫だった、、という解釈は良くない。そもそも、剣道をするものは、そういう危険な事をしてはいけないのです」と言われました。剣道指導要領には残心についてこう纏めています。「打突に際し少しも心を残さず全力で打ち込めば、気が充実し自然に相手に対応できる状態が出来、これも残心といっている(終)」。剣道での残心と言えば打突後の事ばかり考えてしまいますが、ちゃんと「打突前」の事についても言及しています。

後記 感染からちょうど1週間、最初は平気でしたが微熱が去った後、自分史上最大のノドの痛みに襲われました。それも終え、今は夏の青空を眩しく、嬉しく思えます。という訳で今回は「残心のある生活をしよう」というお話しでした。夏休みに入ってからずーと元気な子はその調子で、不調だった子は元気を取り戻してください!そしてもう少し日にちが経てば稽古をお願いします。


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