奥田の剣道コラム

Number045 2023/05/04


 フォロワーの皆さんお元気ですか?今回は静岡の藤本綾芽先生が主催する第3回菖蒲稽古会(しょうぶけいこかい)に参加した具体的な内容をお伝えします。私は金曜の夜、愛車で京都を出発、休憩を挟みながら、夜明け前に現地に到着しました。会場の南熱海マリンホールは熱海から南へ下った網代(あじろ)という温泉地にありました(近隣の高速道路のインターチェンジから1時間程、一般道を走ります)。南熱海マリンホールは海沿いの建物で天気が良ければさぞ気持ちいいだろうなぁ、と思いました(今回はずーっとずーっと雨で富士山も拝めず、、)。

 この稽古会、個人参加型で出入り自由を謳っておられますが、私にとっては出稽古に違いはありません。出稽古の際の私なりの心構えはNumber028に記載してますが、「一番大きな声をだす」「一番早く面を付ける」「一番一生懸命な稽古をする」「一番末席に座る」だと思ってます。この日の自己採点は75点。稽古の後、京都へ戻る事を考え、後半の地稽古の一部を見取り稽古にしたのと、いい大人の、その中でも年齢は上から5番目位だったので、「偉くも無いのに偉そうな雰囲気」を出してしまいました(反省)。

 午前の部、小中学生向けの錬成会でした。大人で防具を付けて浮いているのは私一人、、体操のみ小中学生が全員で行いましたが、思い返せば「全員で」と云うのはこの時の体操と終わりの全体写真のみでした。この午前の錬成会では中学生の試合の審判をさせていただきました。試合場は4つ、10人前後の総当たりを2回やりましたので、一人あたりで言えばかなりの試合数になったと思います。私はとにかく「一番大きな声で審判をする」それを目標に午前を終えました。

 午後の部、前半は大人が元立ちになって地稽古2分✖️15回、後半は相手を決めずに大人、子供入り交じっての地稽古でした。その合間には子供達向けのレクレーションがありました。藤本先生の仕掛けがいっぱいです。しっぽ取り、鍔取り、ぐるぐるリレー、じゃんけん大会、名刺交換、等、とても楽しい時間を過ごしました。

後記 一同礼! 正面に礼! 先生の話しを聞け! 速く行動しろ! 勝手に面はずしたらアカン! 指導を受けた先生の前に並んで話しを聞く。剣道の稽古に普通にある風景、、そんなのが無い菖蒲稽古会でした。 藤本先生との交流を求める子達がいる一方、藤本先生とは何も話さずに帰る親子もいる、一人で来て稽古して帰っていくおっちゃん達、、、。藤本先生の「剣道の可能性を追求し、剣道の居場所をつくる」「全国に剣友をつくる」「剣道に前向きでなくても参加できる稽古会をつくる」と云う想い。誰もが「こんな稽古会があったらええのになぁ」そんな稽古会をSNSという文明の利器も駆使して「実際にやる」。その行動力、それこそが藤本先生の凄さや魅力なんだろうなぁ、この小柄な女性のどこにそんなエネルギーがあるのだろうか?そんな想いと清々しい気持ちで熱海をあとにしました。これからも誹謗中傷に負けずに頑張れ❗️あやめT‼️(フジモトセンセイジカイハゼヒジゲイコヲオネガイシマス)さぁ!稽古しよう!


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